DTM入門:作曲なんて、才能がある人だけのものでしょ?

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作曲なんて、才能がある人だけのものでしょ?

もしそう思っているなら、それは大きな誤解です。

2025年9月現在、AI技術は驚くほど進化し、誰でも簡単に作曲できる時代になりました。

専門的な知識や高価な楽器は一切不要。 あなたの頭の中にあるメロディの断片を、AIが最高の形で具現化してくれるのです。

まず、AI作曲ツールを選ぶことから始めましょう。

初心者におすすめなのは、直感的な操作が可能な「Soundraw」や「Amper Music」「SUNO AI」です。

これらのツールは、気分やジャンル、楽器を選ぶだけで、AIが自動的にオリジナルの楽曲を生成してくれます。
たとえば、「明るい」「ポップ」「ピアノ」と指定すれば、数秒でそれらしいメロディが出来上がります。

生成されたメロディは、気に入らなければ何度でも作り直すことができますし、音の高さやテンポも自由に調整可能です。

次に、具体的な作曲ステップです。

  1. テーマを決める: どんなシーンで聴いてほしいか、どんな感情を表現したいか、ざっくりと決めてみましょう。
  2. AIにメロディを生成させる: ツールにテーマに沿ったキーワードを入力し、AIにメロディの土台を作ってもらいます。
  3. 部分的に調整する: AIが作ったメロディに少し手を加えることで、あなたらしさが加わります。 例えば、サビの部分だけ音を高くしたり、ドラムの音を変えてみたり。 この簡単なステップで、あなただけのオリジナル曲が完成します。

AIとの共同作業のコツ

AIが生成したメロディを、あなたの感性でブラッシュアップする方法

AIがメロディを生成してくれるとはいえ、AIにすべてを任せるだけでは物足りないと感じるかもしれません。 ここからが、AI作曲の醍醐味。

AIが作った土台に、あなたの個性という魔法をかける作業です。

AIはあくまでツール。

それをどう使いこなすかが、あなたの作品のクオリティを左右します。

まず、AIが生成したメロディを「分析」してみましょう。

このように客観的に分析することで、音楽的な知識が自然と身につきます。

次に、**「加える」「引く」「変える」**という3つのアプローチで、メロディをブラッシュアップします。

「加える」のは、メロディに厚みを持たせる作業です。

例えば、AIが作ったシンプルなメロディに、ベースラインやサブメロディを追加してみましょう。

「引く」のは、余計な音を削ぎ落とす作業です。 AIは時に多くの音を重ねすぎてしまうことがあります。

聴いてみて「うるさいな」と感じる部分があれば、思い切って音を減らしてみましょう。

「変える」のは、感情を表現する重要な作業です。 AIがつけた楽器の音色を、よりあなたのイメージに合うものに変更してみましょう。 同じピアノでも、優しい音、力強い音など、表現は無限大です。 これらの作業を通じて、AIが作った無機質なメロディに、あなたの感性が吹き込まれ、唯一無二の作品に変わっていくのです。

AI作曲の未来:2025年最新情報と展望

2025年9月現在、AI作曲技術は目覚ましい進化を遂げています。

かつては単純なメロディしか生成できなかったAIが、今では複雑なコード進行やオーケストラのような壮大な楽曲も手軽に作れるようになりました。

さらに、特定のアーティストの作風を学習し、そのアーティスト「風」の楽曲を生成するツールも登場しています。

最新の動向としては、「AIによるボーカル生成」が注目されています。

これまではボーカルは人間が歌う必要がありましたが、AIが歌詞とメロディを解析し、自然な歌声でボーカルパートを生成してくれるようになりました。

これにより、作詞・作曲から歌唱まで、すべてAIだけで完結させることも夢ではありません。

また、VRやメタバースと連携した作曲ツールも開発が進んでいます。
仮想空間の中で、音の粒を手でつかんで配置したり、空間全体を楽器のように使って作曲したりと、これまでのPC画面上での作業とはまったく異なる、新しいクリエイティブな体験が可能になるでしょう。

AI技術の進化は、音楽業界のあり方そのものを変えようとしています。
プロの作曲家は、AIをアシスタントとして使い、より高度な表現を追求できるようになります。
そして、私たちのような音楽未経験者でも、気軽に音楽制作に参加できる道が開かれました。

AI作曲は、あなたのクリエイティビティを解き放つ、最高のパートナーとなるでしょう。
音楽の才能は、もはや一部の特別な人だけのものではありません。
AIというツールを使って、あなたも今日から作曲家の一歩を踏み出してみませんか?

Creaira|クリアイラでは、AIツールの使い方やクオリティを上げる設定、作詞をAIに手伝ってもらうためのプロンプト実験など、AIに関する様々な挑戦を配信していきます。

このサイトは2025年8月からゼロベースで少しずつ構築しています。

制作した楽曲やコンテンツがYouTubeやSNSでどのように成長していくか(あるいは伸び悩むか)という舞台裏もお伝えしていきます。

サイトが整い次第、YouTubeチャンネルなどもゼロから始める方法を実践に基づいて配信する予定です。

また、このサイトでは声優のサンプル音源を除き、AIで制作した画像や音声、音楽を積極的に活用していきます。

AIと人間が協力して作り上げるブログ、SNS、YouTubeの制作過程についてもお伝えしていきますので、ぜひお楽しみに。

わたしの使用している現在の主な環境をまずご紹介します。

  • Mac mini M4 Pro メモリ-48GB ストレージ-1TB (以前のMacBook Proから買い替え)
  • DTMソフト:Logic Pro
  • 歌声生成ソフト:Synthesizer V Pro2 (2025年は本体や各音声のアップグレードにお金がかかりました)
  • キーボード:CASIO Privia &Arturia KeyLab MKII &KOMPLETE KONTROL M32(いずれもかなり古い)
  • 使用音源:Logic Pro内蔵&KOMPLETE 14 SELECTその他(音源だけで1TBを超えるので外付けM.2使用)
  • スピーカーやオーディオインターフェースに関しても古い機種使用(語るほどでもない機材いっぱい)
  • 最近導入した左手デバイス:STREAM DECK(これでかなりの効率アップ)
  • メインで使用しているAI:Google Gemini Pro版・Notebook LMなどGoogleのアプリが主しかし、最初からこんな機材は必要がない時代が訪れました。 ノートパソコン1台でも自分の気に入った楽曲を、AIを駆使して制作できるようになったからです。

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